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シリーズ~東工大合格体験記(3)~

こんにちわ。

★わっく★です。

東工大生命理工学部特別選抜に合格した方から合格体験記が届いたので掲載します。

来年受験を考えてる方の参考になれば幸いです。

(1)合格学科
 生命工学科

(2)高専時代の成績
1年から4年まで1位でした

(3)勉強を始めた時期
編入する大学は決めていませんでしたので,勉強を始めたのは昨年の12月くらいです。

(4)使用した参考書

①化学:

○バイオ系のための基礎化学問題集(三原久和,梶原将,湯浅英哉,小畠英理編,講談社サイエンティフィク)

東工大生命理工学部の先生によって監修された問題集なので,特別選抜の試験に同じような問題が出るかもしれないと思って,これまでの有機化学の総復習の意味もこめて有機化学の分野の問題を解きました。

○ハート基礎有機化学三訂版(ハロルド・ハートら著,培風館)
  ちょっと詳しい反応や細かい反応機構は載っていませんが,「この反応どんなんだったっけ」と,ちょっとしたときに辞書がわりに使いました。説明も易しいのでとてもとっつきやすい教科書だと思いますが,問題や練習問題の解答が載ってないのが残念です。

○マクマリー生物有機化学【生化学編】(菅原二三男監訳,丸善)
  学校での酵素の授業のときに使用した教科書です。特別選抜試験前にある程度問題を解いておくつもりだったのですが,結局全くできませんでした。東京に向かう飛行機の中でグルコースのアノマーの項だけを読んでいたのですが,化学の試験ではちょうどアノマーの問題が出題されていました。(ちゃんと勉強しておくべきなのかもしれません)

○ボルハルト・ショアー現代有機化学(ボルハルト,ショアー著,化学同人)
  一般的な有機化学の教科書で,二年前に購入した本です。(生命理工学部でも使用している教科書のようです)説明は非常にわかりやすいし,特に,各章の最後にある「反応のまとめ」は官能基ごとに反応を検索するのにとても役に立つと思います。

②英語:
英語の勉強に使用した参考書は英作文に関するものです。

○ドラゴン・イングリッシュ基本英文100(竹岡広信著,講談社)
100個の基本英文を暗記して英作文に備えようという本です。英作文を書くときに,「まずどうやって書き始めよう」と悩んでいたのですが,この本で100個の基本英文を暗記してしまった後はそうなることはありませんでした。この本を使って学習して本当によかったと思います。また,ただ単に英文を暗記するだけではなく,解説を読み込むことでさらなる知識をつけることができます。

○自分で添削できる自修和文英訳演習【基本編】(太田千義ら編,日栄社)
  ドラゴン・イングリッシュでつけた知識をもとに,和文英訳を練習するための問題集として使用しました。ポイントとなる文章が150個集めてあり,日本人の書いた文章だけでなくネイティブによる解答も付けてあるので,自分の書いた英文が正しいのかどうか自分で確かめることができます。もちろん限界はあります(笑)

(5)英語、化学の小論文対策としてどのような勉強をしたか

①化学:
  基本的に「バイオ系のための基礎化学問題集」以外の問題集には手をつけていません。
その中でも有機化学の分野の問題のみ解きました(生物化学,物理化学の分野の問題は解いていません)。広い範囲を確認の意味をこめて解いたので,面倒な章(ペリ環状反応・官能基変換・総合演習)や難しい問題はとばしましたが,特別選抜試験ではそれで十分だと思います。本番では「これ解いててよかったな」と思う問題が結構あったので役には立ったはずです。もちろん,ハートやボルハルト・ショアーなどの有機の教科書を参考にしました。また,生物化学系の内容について,用語の説明などを暗記しました(タンパク質,DNA,代謝について)。あとは,小論文の過去問を解いてみて,知らないところは参考書を読んで理解し直すという作業を行いました。平成21年度編入分の小論文以外はほとんどが説明問題でしたので,過去問を解くことで理解していることを文章にする練習ができたと思います。

②英語:
  私はもともと東北大学に編入しようと考えていたので,編入試験の勉強を始めた頃は東北大学の過去問を解いていました。今考えると,東北大学の英語の編入試験問題は文章の内容はやや異なるとは思いますが,特別選抜の英語の小論文と形式が非常に似ていた(和訳が中心となる英文読解問題)ので,かなり役に立っていたと思います。小論文の過去問を解き終わったら,東北大の過去問もみてみることをお勧めします。あとは過去問を解いて,英作文の練習をしました。過去問は生命工学やその他生物系の学問に関わる適度な長さの文章で,勉強しやすいので是非材料にすべきだと思います。ちなみに私は英語の先生に解答の添削を行ってもらいました。過去問も解き終わって材料がなくなったら,Natureのサイトに掲載してある”Nature news”という文章の中から,主に分子生物学のトピックに関する英文を読んで訳す練習をしていました。英語の小論文ではやはり生物系の単語が結構出てくるので,この文章を読んで訳す作業も試験の役に立ちました。英作文の練習については,参考書のところを読んで下さい。ドラゴン・イングリッシュは毎日声に出して暗唱しました。ぜひやってください。しかし,今年の小論文の英訳問題はそんなに難しい英訳ではなかったので,タンパク質や核酸,遺伝といった基本的な英単語を知っていたかがポイントだったと思います。ですが,やはり英作文の練習は十分にしておく必要があると思います。最後に,私は英語にある程度自信があったので,単語を新しく暗記するということはなかったのですが,語彙に自信がない人は単語集などを使って単語を覚える努力も必要なのではないかと思います。(私は勉強した文章中に出てくる知らない単語を覚える方が,効果的だとは思いますが)ちなみに,私の友人は「Duo3.0」という単語集を使って勉強していました。いい単語集だそうです。

(6)面接の質問の内容
○志望理由を卒業研究の内容とからめて述べて下さい
○卒業研究の内容を少し説明して下さい(私の卒研の内容が理学系でわかりにくかったよ
うなので,少し具体的に説明するように言われました)
○どのようなことを生命理工学部で学びたいのか
○前日の小論文のできはどうだったか
○どのようにして4年間席次を維持してきたのか,何か努力はしたのか
○TOEICは受験したことがあるか,点数はどのくらいもっているのか
○単位認定試験があるのは知っているか

(7)口頭試問などがあれば内容
「数学の問題を1問解かされる」という情報がありましたが,実際には口頭試問はありませんでした

(8)面接の様子(試験官の数、雰囲気とか)
長机がコの字型に並べられていて,十数人の先生達に囲まれる形で面接を受けました。一人顔が非常に険しい先生がいらっしゃったので,すぐに「圧迫面接」だと思いましたが,質問をされた先生は非常に穏やかで優しいしゃべり方で話されており,質問に答えやすかったので,圧迫面接ではありませんでした。質問時間はおそらく10分ちょっとだと思います。質問内容からもわかるように,合否に直接関わるような質問や,口頭試問は一切ありませんでした。前日の小論文の答え合わせはもう終わっており,合格者は大体決めているが,面接でどのような人物か確認しよう,というような面接でした。

(9)試験のでき
  英語の小論文は長文もわりと読めたし,英訳の方もできた。化学はあまり自信がなかった。第3問目の人名反応を説明する問題と,シクロヘキサノンと塩基との反応についての問題ができなかった。

(10)後輩へのアドバイスなど
  まず,小論文についてですが,過去問を解いても傾向はほとんどわからないので,私自身どうやって勉強すればいいのかよくわからずに困っていました。特に化学は,4年間勉強してきた内容の一部を出題するとういう感じなので,何が出題されるか全く読めません。したがって,4年間しっかりと勉強をしてくれば問題ないと思いますが,あまり勉強しなかった人に対しては結構キツイと思います。生命理工学部に編入したいと考え始めたときからでもいいので,真面目にこつこつと勉強しておいた方がいいのではないかと思います。(私もよく勉強していたわけではありませんでしたが,有機化学は好きな教科だったので,少しは勉強していました。)有機化学はバイオ系のための基礎化学問題集で確認を行うのがいいかと思います。生物化学系の問題については,正直私もやっていないので,アドバイスのしようがありません。(生物化学系の問題が半分くらい出ていたら,落ちていたかもしれません。)英語の小論文は,過去問を解いて,Nature newsを読めばかなり問題が解けるようになると思います。過去問を解く際の注意ですが,過去問を見て,「ここはわかっているな」と思ってそのままにしないことが大切だと思います。文章で説明してみると実はよく理解していなかったり,説明出来なかったりすることがあると思います。そういった穴を確認するためにも,ちゃんと問題は解いて,自分で文章を書いた方がいいでしょう。また,英文を読んでいてわからない単語が出てきても,すぐには調べずに,問題を解き終わってから調べるようにした方が良いと思います。本番の試験では辞書は使えないわけですし,知らない単語でも意味を予測する必要があります。意味を知らなくても大体の意味をつかむような練習にもなると思うので,過去問を解くときにはわからない単語の意味は後から調べるようにしてください。  次に,面接についてですが,生命工学科の面接では直接合否に関わるような質問は口頭試問を含め一切ありませんでしたので,小論文によってほぼ合否が決定されると考えていいと思います。私も,「小論文ができなかったら面接で挽回しよう」と考えていましたが,少なくとも生命工学科ではそれは無理のようです。志望理由をしっかりと答えられるようにしていれば十分でしょう。
  今まで述べてきた勉強の仕方はあくまで私自身によく合っていた勉強の仕方であって,全員にあてはまるわけではありません。勉強の仕方で行き詰まったときには周りの友人や先生に相談するのが一番だと思います。私もそうやって,勉強の仕方を模索してきました。

生命理工学部の特別選抜は受験者数も少なく,試験に関する情報も非常に少ないので,私を含め,情報収集には大変苦労しました。この体験記がこれからの特別選抜受験者に少しでも役に立てば幸いです。


と、とっても詳しく書いてくれてありがとうございます。

まだまだ、合格体験記募集中なので合格体験記を書いてもよいという方はコメントしてください。

それではまた。

★わっく★でした。
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コメント

非公開コメント

私も今年度合格者の一人ですが、素晴らしい合格体験記ですね。私では、そんなに書けません(笑)
私の場合は数学の口頭試問ありました。
最小二乗法とか標準偏差について聞かれました。
卒研の話からデータ処理の話にシフトチェンジしていき…(涙)
まぁ なんとか答えてやりましたが
あと、「好きな有機反応あるー?」って聞かれました。
何てマニアックな質問なんだ(;´Д`)と思いつつ、頭に浮かんだものを答えました。
私の場合は、合格ラインすれすれだったのでしょうねーきっと(´・ω・`)
少しでも参考にして貰えれば幸いです。

Re: タイトルなし

cielさん

コメントありがとうございます!!
もう少し詳しくお聞きしたいので、下記の内容
①合格学科
②試験のでき
③使用した参考書
④勉強方法
⑤口頭試問の内容
簡単でいいので書いて、
bio.07.30313@gmail.comまで送ってください!!!

よろしくお願いします。

No title

お世話になっています。
来年より生命理工学部に編入しますしんのすけです。
私もブログを始めたので,
この「東工大編入生の実態」をリンクさせても,
よろしいですか?

Re: No title

>しんのすけさん

返信遅くなってしまいごめんなさい。
ぜひ相互リンクしましょう!!
しんのすけさんのブログのURL教えてください。

No title

わっくさん返事が遅くなって申し訳ないです。
文化祭と卒業研究で忙しくて;;
私のブログのURLです。

http://yaplog.jp/shin_saxophone/

よろしくお願いします♪

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プロフィール

★わっく★

Author:★わっく★
2009年3月長岡高専電子制御工学科卒業
2009年4月東工大生命理工学部生命科学科編入
2011年3月東工大生命理工学部卒業
2011年4月東工大生命理工学研究科分子生命科学専攻修士課程進学
2013年3月東工大生命理工学研究科分子生命科学専攻修士課程修了
修士(理学)取得
2013年4月東工大生命理工学研究科分子生命科学専攻博士課程進学
2014年3月東工大生命理工学研究科分子生命科学専攻博士課程中退予定だった。
2014年4月女子高の生物の先生を目指し、教職課程を履修する予定。

調子に乗りにのっていたとある編入生の人生があれまあれまと転落していく様を報告し、できたら人生を巻き返ししていく様子を報告できたらいいななんて思ってます。

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